沖縄県は8日、恩納村の「リザンシーパークホテル谷茶ベイ」内にある飲食店「シーサイドレストラン谷茶ベイ」で提供された食事が原因の食中毒が発生したと発表した。同日、同店に対し食品衛生法に基づき、8日から11日までの4日間の営業停止命令を出した。
25人が嘔吐や下痢の症状
同レストランで食事をした25人が嘔吐や下痢などの症状を訴えた。患者はいずれも同ホテルの宿泊客で、現在は全員が回復に向かっているという。
県によると、8月31日に県外から沖縄を訪れた旅行グループから、嘔吐や下痢、腹痛などの症状が出ているとの連絡が中部保健所にあった。9月2日にも別のグループから同様の訴えが相次いだ。
ノロウイルスを検出、原因食材は調査中
中部保健所の調査で、発症した患者に共通する食事は谷茶ベイが提供したものだけだったことが判明。患者9人と同店の調理従事者ら16人の便からノロウイルスが検出された。
発症日は8月30日から9月3日で、そこで食事をした36人のうち25人が発症した。原因となる食品は8月29日と9月1日に提供された料理とみられるが、具体的な食材は特定できておらず、調査を続けている。
県内の食中毒件数は前年同期を上回る
県内の食中毒発生件数は今年1月1日から9月8日までに12件、患者数97人(速報値)に上り、前年同期の5件、85人を上回っている。
ノロウイルスは10月から3月の流行期に多く確認されるが、それ以外の時期にもみられるため、県は年間を通じた手洗いなどの衛生対策の徹底を呼びかけている。