元世界フライ級王者の比嘉大吾(30)が7月20日、両国国技館で行われたWBA世界バンタム級王座決定戦で増田陸と対戦し、判定で敗れた。激しい打ち合いの末、王座奪還はならなかった。
「名勝負製造機」としての期待
今年5月、複数の人物から「大吾が復帰するらしいよ」とのうわさを聞いた。昨年7月の世界戦で引き分け、3戦連続で王座返り咲きに失敗していただけに、にわかには信じられなかった。
ファンを魅了する戦い
試合中、両国国技館は「大吾」コールに揺れた。比嘉は被弾覚悟で懐に飛び込み、体格差を埋める突進を見せた。高度な「外し合い」を繰り広げ、執念のクロスファイトも見せたが、判定に散った。
「ボクシングは天職」
試合後の涙の会見で、比嘉は「5度目の正直」へ意欲を示した。これまで4度の世界挑戦で3敗1分け。だが「ボクシングは天職」と語るその目力の強さに、物語はまだ続く。