「思い出すねぇ。僕らの中学時分が最後でしょう」。65年ぶりとなった子ども綱引きを、八重瀬町世名城生まれ育ちの當銘健徳さん(76)は笑顔で見守った。
中学時代の綱作りを回想
當銘さんは中学時代、ガジュマルの枝を使って綱作りをした経験があるという。その思い出を「ワラビ綱」と語り、懐かしそうに当時を振り返った。
会場には「ハーイヤ」のかけ声が響き、昔ながらの風景がよみがえった。
世名城の伝統行事
世名城字誌によると、中学生が中心となって旧暦6月25日のカシチー綱を作り、公民館前で引いたとされる。今回の子ども綱引きは、この伝統を65年ぶりに復活させたものだ。
當銘さんは、自分たちの時代が最後だったと話し、長い空白期間を経て再び行われた行事に感慨を深めていた。