宜野湾市大山で、琉球蓮根(通称・白蓮根)の自然栽培に取り組む荒川健さん、真紀子夫妻が、地域の新たな特産品づくりを目指している。6年前に栽培を開始し、現在は掘りたてをハッピーモア市場で販売している。
台湾系品種が育ち、白く美しい見た目と食感が魅力
レンコンは穴が開いた形状から「先の見通しがきく」という縁起物とされ、おせちや精進料理に用いられてきた。琉球蓮根は、沖縄のお祝いの席に欠かせない「田芋」の産地として知られる宜野湾市大山で栽培されている。
荒川夫妻は、日本の種をいくつか試したが、台湾系の品種がうまく育ったという。シャキシャキとした歯ごたえと、見た目が際立って白く美しいのが特徴だ。
土地の恵みに感謝し、カフェでも提供
「この地域の『豊富な湧水』と『養分を蓄えた土壌』が育ててくれている。土地の恵みに感謝しています」と荒川さんは話す。自然栽培のレンコンを広く知ってもらおうと、直営のカフェ(土・日の週末営業)でビーガン沖縄蓮根そばや、れんこんタコライスを販売している。
「レンコンは4カ月で収穫でき、二毛作に成功しています。また、生命力が強い作物で台風被害を受けにくく収益も確保できる。『田芋』に並ぶ特産品として地域の産業にしたい」と荒川さんは夢を語る。泥の中から真っ白なレンコンをつかみ上げる感覚は、宝探しのようで快感だという。
【メモ】宜野湾市我如古2の13の2。電話098(898)7543。詳細はQRコードから。