20社超受験し8社内定、沖国大生・木村さん モチベーション持続の秘訣
20社超受験し8社内定、沖国大生・木村さん 秘訣は

沖縄国際大学法学部法律学科4年の木村凜温さん(22)が、県内外20社以上を受験し、県内企業8社から内定を得た。本命は石油販売大手のりゅうせき。文系学生にとって狭き門とされる中、採用試験前に経験を積もうと数をこなしたという。就活を2年生から始め、約2年間にわたる長期戦を乗り越えたモチベーション維持の秘訣を聞いた。

きっかけはサークル先輩の登壇

就活を始めたのは大学2年生の10月。合同企業説明会に参加したのがきっかけだった。サークルの先輩が内定した企業のブースで登壇すると聞き、応援のつもりで訪れたところ、りゅうせきも出展しており興味を持った。

「社業の公共性に徹する」という創業者理念に、エネルギー事業を通して沖縄経済を支える責任感と自負を感じた。エネルギーだけでなく、携帯ショップやIT、介護など幅広く事業展開している点にも魅力を感じた。

県外企業でノウハウ習得

沖縄の企業は、就活解禁となる大学3年生の3月から本格的にスタートする。木村さんは県内より早く始まる県外企業で事前にチャレンジし、ノウハウを身につけようと考えた。2年生の3月にスカウト型求人アプリに登録すると、県外企業を中心に採用試験の案内が届いた。

応募者数が多く競争率が高いため、学びは多かったという。約2年にわたる就活期間について「夢中になっていたので気になりませんでした」と振り返る。大人からビジネスマナーや沖縄経済、社会問題などを教えてもらえたのが楽しかったと話す。

自己PRとガクチカに注力

特に注力したのは自己PRとガクチカ(学生時代に力を入れたこと)。沖縄市にある中の町青年会での活動を題材にした。エイサーを踊るだけでなく、祭りのプログラム構成や招待イベントの演目を考える裏方作業も担った。面接で紹介すると反応は上々だったが、初めはうまく伝えられずもどかしかったという。

学生支援カフェ「トポセシア」に2年生から通い、就活サポーターと共に自己分析に取り組んだ。就活サークルや大学のキャリア支援課も活用し、自分の過去を振り返り、言葉で語ることを繰り返す中で納得のいく説明ができるようになった。修正や書き加えを重ねた「自分史ノート」は約20ページになり、面接前に見返して考えを整理するのに重宝した。

スケジュール管理を徹底し、採用試験が集中する期間はバイトやエイサーの練習を控えるなどして乗り越えた。就活が終わることについては「少しさびしい」としつつ、「旧盆に向けてエイサーの季節になるので、エイサーに集中したい」と話した。