遅めの就活スタートを挽回、インターンと面接対策で内定獲得 沖国大生真鳥美海さん(22)の就活体験を紹介
遅めの就活スタートを挽回、インターンと面接対策で内定獲得 沖国大生真鳥美海さん

沖縄国際大学人間福祉学科4年の真鳥美海さん(22)は、就活のスタートが遅れたものの、インターンや面接対策に力を入れ、沖縄タイムス社から内定を獲得した。福祉からマスコミに志望を変えた経緯や、具体的な対策を聞いた。

就活スタートは10月

就活を始めたのは大学3年次の10月。友人に誘われて参加した合同企業説明会がきっかけだった。その後12月の冬休みに沖縄タイムス社でインターンを受け、志望企業を決めた。「声なき声を拾って記事を書き、多くの人に届ける記者の仕事に魅力を感じました。上司も部下も役職に関係なく意見を出し合う社内の雰囲気にも引かれました」と話す。

志望先を変更したため、周りより遅いスタートになった。福祉系の学科では大学3年次の夏休みに長期実習があり、インターンシップを受けられなかった事情もある。昨年夏の福祉事務所での実習で児童虐待や引きこもり、生活保護の現場に触れ、社会福祉士の働き方に感銘を受ける一方、社会課題への理解不足を痛感。新聞記者として多くの人に知ってもらい、よりよい社会につなげたいと考えるようになった。

インターンで志望固める

志望企業を決めた後は業界研究に努めた。沖縄にある2つの新聞社のサイトを何度も読み込み、仕事内容や大切にしていることを調査。インターンでは付き添った社員に質問攻めにし、仕事への思いや競合との違いを教えてもらったという。「合同企業説明会でも社員の皆さんはどんな質問にも答えてくれるので、分からないことはどんどん聞いた方が良いと思います」。

自己分析と面接対策

エントリーシート(ES)の対策として、年明けの2月から自己分析を開始。小学校からの出来事やうれしかったこと、好きなことを書き出し、自分の軸を明確にした。これによりESの回答に矛盾がなくなり、面接でも役立った。3月中旬にESを完成させ、その後SPIの参考書を購入してスキマ時間で学習。間違った問題を中心に2回解いた。作文対策もマスコミ対策サイトで行った。

しかし、企業は筆記よりも面接を重視していると感じ、面接対策に時間を費やした。提出したESを読み込み、想定質問への回答を準備。例えば「希望の記者職以外の部署に配置されたら?」という問いには「広告を出す企業と読者をつなぐのも新聞の大切な役割。営業部門でもやりがいを持って働ける」と答えられるようにした。友人に頼んで模擬面接を繰り返し、自分の言葉で話すことを心がけた。

想定外の質問も

面接では「バイト先のPRをしてください」と突然聞かれ、頭が真っ白になったが、なんとか答えた。「詰まりながらも諦めずに答えようとする意欲が評価されたと思います」と振り返る。

内定後の目標

内定後は来年2月の社会福祉士試験に向けて勉強中。「福祉の観点から社会をよりよくする記事を書く記者になりたい」と抱負を語った。