うるま・伊計ビーチで溺れた韓国人高校生を救助 2人に感謝状
うるま・伊計ビーチで韓国人高校生を救助 2人に感謝状

うるま市消防本部(福地常勝消防長)は7月30日、うるま市与那城の伊計ビーチで人命救助に協力したとして、浦添市のダイビングショップ「Ouroboros(ウロボロス)」の金城隆寛代表(38)とスタッフの森田妃麗さん(26)、ビーチのスタッフに感謝状を贈呈した。ビーチで溺れて心肺が停止した韓国籍の男子高校生に応急手当てをし、救急隊に引き継いで一命を取り留めた。

現場に駆け付け応急処置

金城代表と森田さんは5月20日、ダイビングスポットの調査で伊計島を訪れていたところ、「救急車!」と叫ぶ声を聞いた。ビーチに駆け付けると、呼吸をしていない高校生が引き上げられていた。友人らと旅行で来沖し、浅瀬で遊んでいた際に溺れたとみられる。

胸骨圧迫と人工呼吸で息を吹き返す

周囲の人々がぼうぜんと立ち尽くす中、金城代表らはビーチスタッフと迅速に連携し、消防に通報して応急措置に当たった。同代表が胸骨圧迫と人工呼吸を3セット繰り返したところ、高校生は息を吹き返した。

「良かったの一言に尽きる」

医師から高校生が助かったことを聞いたという金城代表は「良かったの一言に尽きる」とほっとした表情で語る。森田さんも胸をなで下ろし「救急車が来るまでどうなることかと思った。今回の救命を今後の仕事にも反映したい」と語った。

元教員でもある2人。年に4回、海難救助の講習を受講していて「プール事故などの未然防止に役立つと思うので先生方にもスキルを普及させていきたい」と語った。

消防との連携が冷静な対応に

伊計ビーチを管理する伊計島総合開発の金城しのぶ取締役(52)はスタッフ代表で感謝状を受け取り「日頃からの消防との連携が緊急事態の心構えにつながり、冷静に対応できた」と笑顔を見せた。福地消防長は「救命の連鎖がうまくいって尊い一命が救われた」と感謝した。