沖縄戦で日本陸軍が米軍占領下の北飛行場を爆破するために派遣した特攻隊の戦没者を慰霊する「義烈空挺隊玉砕之地碑」が、読谷村座喜味の村有地に立つ。この場所が、村が計画する屋内運動場の駐車場予定地となったことから、碑の移設が提案されたが、地元住民の反対で否決された。
住民の懸念と否決の経緯
碑のそばには、戦争遺跡で村文化財に指定されている掩体壕もある。喜名地区の住民は「軍民共に慰霊できる場所を守りたい」と訴え、移設に反対した。村議会でも議論が行われ、最終的に移設案は否決された。
この石碑は、沖縄戦の歴史を伝える重要な遺産であり、地元では慰霊の場として親しまれてきた。住民は「戦争の記憶を後世に伝えるためにも、現在の場所に残すべきだ」と話している。
今後の行方
村は屋内運動場の整備を進める方針だが、駐車場の位置を変更するなど、碑を現地保存する方向で調整を続けるとみられる。住民と村の間で、今後の協議が注目される。