2026年度伝統芸能選考会「舞踊の部」グランプリに森山さんと與世山さん
舞踊グランプリに森山さんと與世山さん 那覇で選考会

2026年度沖縄タイムス伝統芸能選考会「舞踊の部」のグランプリに、森山康人さん(24)=那覇市▽與世山麗那さん(28)=那覇市の2人が選ばれた。選考は22、23の両日、那覇市久茂地のタイムスホールで実施され、応募者10人が全員受験した。

課題3演目を披露し審査

初日は古典女踊、最終日は雑踊と二才踊の課題計3演目が披露された。審査の結果、2人が入賞を果たした。

美容業の與世山さんは2度目の挑戦で入賞をつかみ「うれしい。リベンジができた」と涙ぐんだ。3年前は落選し、師匠に「表情が弱い」と指摘され、重点的に磨いてきたという。

苦手の「柳」を克服

女踊では一番苦手な「柳」を引き当てたが「やるしかない」と稽古を重ね、今では「大好き」と言えるまでになった。最高峰の頂に立ち「今後もたくさんの舞台を踏む。化粧や結髪などの扮装もやりたい」と明るく語った。

選考評と入賞者

高嶺久枝選考委員は「グランプリ部門では伝統芸能である琉球舞踊の型をかたくなに守りつつ、人を感動させる表現者として、音楽に乗せて型と型をつなぐ『間』にもこだわり、美しい形を見いださなければなりません」と講評した。

その上で「古典女踊、二才踊、雑踊の3題における人物像、歌意、時代背景を舞踊の形に込め、見る側に伝える努力をする必要があります。小道具も常に体との一体化を心がけていただきたい」と述べ、合格者にはさらなる高みへの習練を求めた。

入賞者は次の通り(敬称略、受験番号順)。森山康人(24)=那覇市▽與世山麗那(28)=那覇市。