米兵「覚えてない」チューハイと鎮静剤服用後に性的暴行 那覇地裁で第7回公判
米兵「覚えてない」チューハイと鎮静剤服用後に性的暴行

沖縄本島中部の米軍基地内のトイレで2025年3月、基地従業員の女性に性的暴行を加え、助けに入った別の女性従業員にけがを負わせたなどとして、不同意性交と傷害の罪に問われた被告で米海兵隊1等兵(28)の第7回公判が19日、那覇地裁で開かれた。弁護側による被告人質問が行われ、被告は事件時の記憶について「覚えていない」などと答えた。

事件当日の行動と記憶

被告人質問によると、被告は午後2時ごろに勤務を終えて、基地内の寮に帰宅した。アルコール度数9%の500ミリリットルのチューハイを飲みながら室内を掃除し、睡眠をとった。チューハイは「3本は飲んだ」と証言した。午後9時に知人女性と、事件現場となったトレーニングジムで待ち合わせしていたため、外出した。出掛ける際に、イブプロフェンが入った鎮静剤を「5錠飲んだ」とも語った。

当日の記憶について、ジム内のソファで寝たことまでは覚えているが、事件時の記憶はなく、次の記憶はジムの外にいて、米側の捜査機関に連行された状況だったとした。

弁護側の主張

弁護側はこれまでの公判で、被告がアルコールや「睡眠時随伴症」の発症により、心神喪失状態で刑事責任能力がなかったとし、無罪を主張。責任能力の有無にかかわらず、性的暴行については否定している。