シンポジウム「住民を『守る』制度は、いつ『犠牲』を許容するのか―沖縄戦の問いから読み解く国民保護計画―」(主催・同シンポジウム実行委員会)が6日、那覇市の琉球新報社で開かれた。政府が宮古、八重山地域で進める有事の住民避難計画について、沖縄戦の歴史的教訓を踏まえた全県的な議論の必要性が訴えられた。
沖縄戦の教訓と国民保護計画の課題
シンポジウムでは、沖縄戦で住民がどのように犠牲となったかの流れを解明し、その教訓を現在の国民保護計画にどう反映させるかが議論の中心となった。登壇者からは、住民を守る制度が戦時下でいかに「犠牲」を許容する仕組みに変質しうるか、歴史的な検証が必要だとの指摘が相次いだ。
全県的な議論の必要性
政府が宮古・八重山地域を対象に策定を進める国民保護計画に関し、同シンポジウム実行委員会は「沖縄戦の問いから読み解く」視点が不可欠だと強調。参加者からは、特定地域だけでなく沖縄全県で避難の在り方を議論すべきだとの声が上がった。
シンポジウムの詳細な内容は、主催者側が今後まとめる方針としている。