東京大学大学院で博士号を取得した宇宙物理学者で、那覇市首里出身の国吉秀鷹(ひでたか)さん(29)が6月、国際天文学連合(IAU)の2025年博士論文賞「太陽・ヘリオスフィア部門」を受賞した。博士号取得1年未満の若手天文学者による、優れた科学的貢献や卓越した研究論文をたたえる賞で、日本人の受賞は3人目、沖縄県出身者としては初めてという。
「自信作だったのでうれしい」
キャリアに弾みをつけた国吉さんは「自信作だったのでうれしい」と笑顔を見せた。受賞の喜びを語る様子が、国際天文学連合のウェブサイトで受賞者発表とともに伝えられている。
研究テーマは太陽最大の謎
国吉さんの研究テーマは、太陽の最も外側の大気層「コロナ」に関する「コロナ加熱問題」。太陽の表面よりもはるかに高温のコロナが、どのようにして加熱されるのかという、太陽物理学における最大の謎の一つに取り組んでいる。
今回の受賞は、那覇市出身の若手研究者が世界の舞台で評価された画期的な成果として注目される。