那覇市壺屋で55年にわたり営業してきた時計店「比嘉時計めがね店」が、9月で閉店する。店主の比嘉利信さん(84)が、11年前に取材した本紙記者に電話で知らせた。
技を磨き「日本一」に
比嘉さんは長年にわたり時計修理の技術を磨き、その技量は「日本一」と評されるまでに至った。2015年6月9日に撮影された写真には、「時計は思い出を刻むもの」と話しながら修理に取り組む比嘉さんの姿が収められている。
思い出の針動かす
比嘉さんは、時計に刻まれた持ち主の思い出を大切にしながら、長年針を動かし続けてきた。その姿勢は多くの客から信頼を集め、店は地域に親しまれてきた。
感謝込め新たな人生へ
閉店を決めた比嘉さんは、これまでの支えに感謝を込め、新たな人生を歩み始める。55年の歴史に幕を下ろす同店の最後の日まで、変わらぬ技術で客の時計と向き合う。