沖縄タイムス伝統芸能選考会の舞踊新人賞に8人、那覇で審査 11人が受験、小山倭加さんは「ほっとしている」
舞踊新人賞に8人 沖縄タイムス伝統芸能選考会、那覇で審査

2026年度沖縄タイムス伝統芸能選考会「舞踊の部」の新人賞選考が1、2の両日、那覇市久茂地のタイムスホールで行われ、棄権者1人を除く11人が受験した。審査の結果、8人が入賞を果たした。

受賞者の一人である公務員の小山倭加(しずか)さん(31)は「ほっとしている」と受賞の喜びを語った。大阪府出身で、今年3月までの5年間は父の故郷である沖永良部島に暮らし、その地で琉球舞踊と出合った。本部町へ移住後も舞踊を続け、新たな師匠のもとで「部活並み」という週5回の稽古に励んだ。

「衣装が鮮やかで華やか」

小山さんは「衣装が鮮やかで、歌三線が加わるともっと華やかになる」と舞踊の魅力を語る。審査では緊張したが、師匠から受けた助言が浮かんできて助けになったという。「今後も一歩ずつ進みたい。日々の稽古を頑張る」と精進を誓った。

選考評「点と線」の大切さ

選考評で赤嶺光子選考委員は、踊りにおいては姿勢や目線、歩みといった基本の大切さを改めて実感すると述べた。併せて、「点」と「線」を意識することの重要性を指摘。点とは動きが決まる型のことで、線とはその型から次の型へと滑らかに続く動きの流れを指すという。

「かせかけ」の糸を巻く所作では、上下の糸枠(枠綛)が常に水平・平行を保つことや、手元や糸へしっかり視線(目付)を向けるようさらに気を配ってほしいと注文。また「上り口説」では男踊りの基本である八文字立方や足の割りをしっかり意識し、体幹を鍛えて勇壮に踊り込むことを期待した。扇子を持つ手の指先まで細やかに気を配ることも忘れないよう求めた。

「基本の積み重ねを大切にし、点と線を意識して日々の稽古に精進してほしい」と締めくくった。

入賞者

入賞者は次の通り。(敬称略、受験番号順)

  • 前當心春(16)=うるま市
  • 山城優佳(13)=南風原町
  • 知念佳果(14)=那覇市
  • 工藤侑結(14)=南風原町
  • 英ひなこ(24)=那覇市
  • 小山倭加(31)=本部町
  • 大野こまち(16)=南城市
  • 樋口清美礼(13)=南風原町