池宮喜輝さんの著作集第3弾『瑞泉庵の日々』が刊行された。山間部にあった墓を近くに移し、新造を祝う儀式の模様や、琉歌復興への願いを込めた文化への提言を収めている。
墓の中で行われた儀式
山間部にあった墓を近くに移し、新造のお祝いをするということで、棒の使い手や三線の弾き手が呼ばれた。そして始まった儀式はすべて墓のなかで行われた。
本書は、そうした琉球芸能の伝統的な場面を描きながら、文化の継承と発展について考察を深めている。
琉歌復興への願い
著者は琉歌の復興を強く願い、そのための提言を文化論として展開している。芸能がどのように受け継がれ、未来へつながっていくのかを問いかけている。
『瑞泉庵の日々 池宮喜輝著作集3』は、琉球芸能に関心を持つ読者にとって貴重な一冊となっている。