復帰後初の沖縄知事選、秘蔵写真で振り返る 聴衆2千人超の熱気
復帰後初の沖縄知事選、秘蔵写真で振り返る 聴衆2千人超

日本復帰以降の沖縄県のかじ取り役を決めてきた知事選を振り返る「プレイバック知事選半世紀」。ウェブならではの秘蔵写真を多数掲載したオリジナル版の第1回では、復帰後初の知事選となった第1回選挙の熱気を紹介する。

初の立ち会い演説会、場外にあふれる聴衆

那覇選挙管理委員会初の立ち会い演説会は、大田政作・屋良朝苗両候補の言論戦が頂点に達した。復帰の真価と新生沖縄県の進路を問うだけに、那覇市の城岳小学校体育館には2千余の聴衆が詰め掛け、場外にもあふれた。

両候補ともそれぞれの新生沖縄県づくりの所信を表明し、聴衆も敏感に反応して終始熱気に包まれた。写真は政策を訴える屋良朝苗候補と、有権者に支持を訴える太田政作候補の姿を捉えている=1972年6月5日、那覇市。

沖縄初の知事選、熱気高く投票率は76.32%に

第1回知事選は沖縄の日本復帰翌月の1972年6月25日に実施された。復帰前の琉球政府行政主席で、復帰の同年5月15日以降に知事を務めていた屋良朝苗氏が、米軍基地や自衛隊配備反対などを掲げて勝利した。

復帰後も維持された沖縄の米軍基地や自衛隊配備の賛否が主要争点となり、投票率は76.32%と高い熱気に包まれた選挙となった。