アンデルセン童話『赤い靴』には、赤い靴を履いたが最後、踊りが止まらなくなってしまう少女が登場する。靴を脱ぎたくても脱げず、泣く泣く足を切り落とすという物語だ。足はステップを踏みながら向こうへ消えていく。沖縄にも、この赤い靴に近い伝承があるという。
沖縄に伝わる「うどぅい神」とは
沖縄で赤い靴に近い存在として挙げられるのが「うどぅい神」だ。琉球芸能の分野で語られるこの神は、一度とり憑かれると踊りが止まらなくなるという。アンデルセンの童話と共通する、止まらない踊りのモチーフが沖縄にも存在する。
琉球芸能にみる不思議な伝承
『赤い靴』の物語と沖縄の伝承には、踊りに対する畏怖の念が共通して流れている。本記事では、小原猛さんのマジムン話として、琉球芸能の視点からこの不思議な伝承を紹介している。沖縄の民俗に息づく、踊りと神の関わりについての話題だ。