宮古陸自どう喝訴訟、国側が元司令対応「必要な範囲」と主張
宮古陸自どう喝訴訟、国側が元司令対応「必要な範囲」と

2025年に陸上自衛隊宮古島駐屯地のトップだった当時の比嘉隼人司令(1等陸佐)が、抗議活動中の市民団体のメンバーに対してどう喝的な言動をした問題を巡り、表現の自由を妨害されたとして市民2人が国を訴えた訴訟の第1回口頭弁論が19日、那覇地裁で開かれた。国側は元司令の対応について「必要な範囲のものだった」と主張し、請求棄却を求めた。

訴訟の経緯と原告の主張

原告の市民2人は、2025年に駐屯地前で抗議活動を行っていた際、比嘉元司令から「てめえら、何しに来た」「帰れ」などと怒鳴られ、活動を妨害されたと訴えている。原告側は、こうした行為が憲法で保障された表現の自由の行使を違法に妨害するものだとして、国に損害賠償を求めている。

国側の反論と今後の審理

一方、国側は「元司令の発言は、駐屯地の秩序維持や警備上の観点から必要な範囲の対応だった」と述べ、原告側の主張を全面的に退けた。裁判では、元司令の言動が職務権限の範囲内だったかどうかが争点となる見通し。次回期日は未定で、今後は証拠調べや証人尋問などを通じて審理が進められる。