宮古島市平良東仲宗根121にある「たまご家おかん」は、平良港から車で数分の場所にあり、ハワイアンの曲が流れるアットホームな店だ。店を代表するメニューは「ふわとろ宮古オムそばめし」(1300円)。神戸市出身の神原知明さん(64)と妻の紀美代さん(61)が営む店の認知度を高めた一品となっている。
宮古島移住とオムそばめしの誕生
夫妻は2016年、暖かい場所を求めて宮古島に移住。紀美代さんの実家がお好み焼き屋だったこともあり、飲食店を始めた。
当初は中華麺などの具材を卵焼きで巻く関西風のオムそばめしを提供していたが、島ならではの新メニューを作る「宮古島んまむぬ杯」に挑戦。もちもちした食感の宮古そばを使い、半熟の卵焼きをのせたメニューでグランプリに輝いた。
人気の秘密と多彩なメニュー
紀美代さんは「オープン直後で知名度も低かった店だが、急にお客さんが増えた。店としてはありがたかった」と振り返る。ウスターソースがご飯や麺、豚肉、キャベツに均一に染み込むように意識しているという。味は一番人気の元祖ソースのほか、ピリ辛、塩ガーリック、ケチャップ、カレーの5種類から選べる。
卵が多めで、かつおだしのスープにつけて食べるふわっとした食感の「たまご焼き(明石焼き)」(10個入り千円)は、店名の由来にもなっている自信の品。ハンバーグやチキン照り焼きなど家庭の味を求める人には、日替わりランチ(1300円)も提供している。
幅広い客層と今後の展望
客層は移住者の若者やリピーターのお年寄りと幅広い。紀美代さんは「知らない土地での飲食店経営は勇気も必要で、ここまであっという間だった。人とのつながりを感じる10年だった」と振り返る。知明さんは「もう10年ぐらい頑張りたい。今のままでやっていきたい」とほほ笑んだ。
営業時間は午前11時半から、ラストオーダーは午後2時半。定休日は月曜と木曜。駐車場は約10台。