沖縄養蚕発祥の地とされる久米島で、島在来の蚕「琉球多蚕繭(たさんけん)」(通称シママユ)の自家繁殖に成功した。約100年ぶりとみられる。島内で繁殖させた蚕から繭を取り、繭から糸を取り出す取り組みが進められている。
約100年ぶりの復活
久米島町真謝の久米島紬の里ユイマール館では、7月18日に琉球多蚕繭の糸を用いてウコン(うっちん)染めをする関係者の姿が確認された。同館が提供した写真には、その作業の様子が収められている。
養蚕の伝統をつむぐ
今回の自家繁殖成功により、久米島紬の原料となる繭の安定的な確保につながる可能性がある。島の伝統的な養蚕技術の継承が期待される。