米軍、辺野古沖でパラシュート降下訓練 17年ぶり実施か 県は事前通達受ける
米軍、辺野古沖でパラシュート降下訓練 17年ぶり

米海兵隊は21日、沖縄県名護市辺野古沖合の米軍キャンプ・シュワブ訓練水域でパラシュート降下訓練を実施した。キャンプ・シュワブ海域での降下訓練は2009年以来とみられる。沖縄県が地元への説明、安全対策の徹底を求める中、訓練が実施された形となった。

午後2時20分ごろ、垂直離着陸機オスプレイ1機からパラシュート2つが降下する様子が確認された。その後も複数回に分けて、降下が確認されている。

訓練の経緯と合意事項

パラシュート降下訓練を巡り、陸上への降下に関しては、1996年の日米特別行動委員会(SACO)最終報告で、伊江島補助飛行場で実施することが日米間で合意されている。一方、海上への降下に関して、72年に在沖米軍基地の提供・使用条件を定めた「5・15メモ」で訓練水域などでの訓練は認められている。キャンプ・シュワブ沖の訓練水域では、これまでに少なくとも4回実施が確認されており、直近では2009年10月に訓練が行われた。

今回の訓練に関して、沖縄防衛局は日米間の合意事項に沿い、県や関係自治体に対して、事前に実施を通達した。

過去の経緯と県の対応

2009年に同海域で訓練が実施された際、県は伊江島で実施すべきだとして沖縄防衛局を通じて米軍に中止を申し入れたほか、事前に地元へ連絡がなかったことも問題となった。

県は、訓練が繰り返される津堅島訓練水域(うるま市)での訓練に一貫して反対してきた。だが、今回の訓練について玉城デニー知事は17日の定例記者会見で「日米で合意されている事項」だとして反対姿勢は示さず、地元住民への説明と安全対策の徹底を求めた。