幻の魚ヒラスズキを釣り上げた天久聡さん、沖縄本島で記録なし
幻の魚ヒラスズキを釣り上げた天久聡さん

沖縄県内ではめったに見られない魚「ヒラスズキ」を、本部町に住む天久聡さん(49)が6月30日、山川漁港で釣り上げた。主に本州の南岸や九州に分布し、沖縄近海では過去に数例しか報告がないという。天久さんは「幻の魚との劇的な出合い」と驚きながらも喜んだ。

オニヒラアジ狙いが偶然の大物に

天久さんは当時、オニヒラアジを狙い、餌となるミジュンの群れの情報を得て、山川漁港を訪れていた。ルアーを水面に投げ入れたところですぐにヒットし、さおがしなった。針を外そうと動き回るのを懸命にかわし、釣り上げたのは全長50センチ超、重量約1286グラムの銀色に輝く魚だった。

専門機関がヒラスズキと確認

天久さんはすぐに沖縄美ら海財団総合研究所動物研究室の宮本圭さんに連絡し、詳しく調べてもらったところヒラスズキであることが判明。沖縄本島内では記録がないと思われることから、天久さんは「貴重な魚を今後の生態研究に役立ててもらった方がいい」と同研究所へ寄贈した。